腰痛は首が原因になることがある

2021年07月5日

こんにちは。大阪府吹田市江坂にあるまほろば鍼灸整骨院の山田です。

今回は、腰痛は首が原因になることがあるというテーマでお伝えします。

先日、当院にぎっくり腰の患者さんが来院されました。この患者さんは、まともに歩くことができずに苦痛で顔を歪めていました。

この患者さんの体の状態をチェックしていくと、これだけの痛みがあるにも関わらず下半身からの崩れ、歪みはそれほどありませんでした。

上半身をチェックしていくと、首の前側の筋肉が過剰に収縮していました。この患者さんは電気の作業をする仕事なので、毎日のように下を向き作業をしていたため、下を向く時に使う首の前側の筋肉が過剰に緊張してしまったのです。

首の前側の深い箇所の筋肉が、腰部の深い箇所の筋肉とつながっているため、首の筋肉の緊張が腰部にも緊張を連鎖させてしまい、ぎっくり腰を発症したのです。

首の前側の筋肉の緊張を緩めると、患者さんがびっくりするくらい症状が改善しました。

ここで大切なことは、痛い箇所である腰は『被害者』であり、根本原因である『犯人』は、首の前側の筋肉の緊張ということになります。

どうしても痛い箇所は目立ち、そこに何かを施そうとしてしまいますが、それではなかなか治りません。重要なことは、『犯人』である根本原因に対して対処することなのです。

じつは、今回のように首の筋肉の緊張が原因で腰痛を発症する人は多いのです。

では、首はどんな時に緊張してしまうのでしょうか。日常生活でよくあるケースをお伝えします。

まずは、スマートフォンの見過ぎです。下を向く時間が長いと首の前側の筋肉が緊張して、首の後ろから肩にかけての筋肉がこってしまうばかりでなく、腰にも負担がかかります。スマートフォンは、なるべく長時間見ないように心がけましょう。

また、パソコン作業の時間が長いと姿勢が悪くなってくる人が多いです。猫背になり、頭が前に傾いていきながら顎を突き出す姿勢になっていきます。この顎を突き出す姿勢が定着すると、じつは歯の食いしばりや噛みしめにつながっていきます。日中仕事が忙しかったり、集中したりすると奥歯を噛みしめていることに気づく人もいます。さらに、晩に寝ていると歯ぎしりをしている人も、顎を突き出す姿勢をしていることが多いのです。日頃の姿勢は、骨盤を起こし顎を引くように心がけてください。

さらに寝ている時の状況によっても首が緊張する可能性があります。うつ伏せで寝ていると、呼吸が苦しくないように首はどちらかに回旋して寝る人が多いようです。これが毎日のように長時間続くと、首の筋肉は捻れて緊張します。また、枕の高さがありすぎることで首の筋肉に負担がかかる場合があります。朝起きたら首や腰が痛いということにならないように、できれば左右対称の寝方である仰向けで寝ましょう。また高さがありすぎる枕の使用は控えましょう。

以上のように、腰痛は首が原因で起こる場合があります。

大阪府吹田市江坂にあるまほろば鍼灸整骨院では、根本原因を追及し、根本原因に対処する根本施術をおこないます。

長い間 腰痛でお悩みの方、首が原因かもしれません。腰痛でお悩みの方は、大阪府吹田市江坂にあるまほろば鍼灸整骨院にご相談、お問い合わせください。

 

まほろば鍼灸整骨院

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