メニエール病

スタッフ写真こんな症状でお悩みではありませんか?

  • 突然の激しいめまい発作が30分~1時間程度続く
  • ぐるぐる回る回転性のめまいがある
  • 片耳の難聴、耳鳴りがある
  • 不定期にめまい発作が起こり繰り返す
  • 吐き気、嘔吐、がある

メニエール病の症状とは

ぐるぐる回る回転性のめまいと、通常は片耳の難聴、耳鳴りを主症状とする疾患です。突然の激しいめまい発作が30分から6時間程度続き、その間、難聴や耳鳴り以外に吐き気や嘔吐、腹痛などの症状も伴います。発作時は立っていることができず、じっと横になっているしかありません。めまいが治まると難聴や耳鳴りも元に戻りますが、不定期にめまい発作を繰り返すたびに少しずつ難聴が悪化していくのも特徴の1つです。まれに両側に発症するケースも見られます。両側に発症したまま進行すると、平衡感覚を失う可能性があります。30代~40代の女性にやや多く、やせ型で几帳面、神経質な性格の人がなりやすいという統計もあります。発症には精神的ストレスや肉体的疲労、睡眠不足が引き金になるようです。初期には突発性難聴や前庭神経炎と鑑別できない場合があるため、確定診断には様々な検査を行なう必要があります。

なぜメニエール病は起こるのか

メニエール病の本態は内耳の内リンパ水腫である。内リンパ水腫によって前庭と蝸牛の感覚細胞が障害され、突発的で激しい回転性のめまいと同時に、耳鳴りや難聴などの蝸牛障害症状の発作が繰り返します。内リンパ水腫は内リンパ液の産生と内リンパ嚢における内リンパ液の吸収の不均衡により生じると考えられています。内リンパ水腫は主に一側性であるが、両側性に移行する場合も20~30パーセント存在します。内リンパ水腫の発生する機序は不明であるが、疫学的にメニエール病の発症にはストレスが強く相関していることが分かっています。

めまいや聞こえの症状の機序について

内耳はカリウムに富んだ内リンパ液で充填された膜迷路と呼ばれる器官と、骨迷路と膜迷路の間を充填するナトリウムに富んだ外リンパに別れています。メニエール病の本体である内リンパ水腫(膜迷路に内リンパ液が過剰に貯まり、膨らんだ常態である)の内圧上昇により内リンパと外リンパを隔てている膜が膨張し、ついには破裂すると、カリウムに富んだ内リンパとナトリウムに富んだ外リンパが混合し、平衡や聴覚をつかさどっている感覚細胞が化学的刺激を受けること、あるいは物理的な刺激を受けることなどが、激しいめまいや聞こえの症状として感じられます。内リンパと外リンパを隔てている膜は短時間で閉鎖しますが、再度内リンパ液が貯まるとまた膨張・破裂を繰り返し、めまいや聞こえの症状も繰り返してしまいます。感覚細胞が刺激を受けることが重なると、感覚細胞の機能がだんだん劣化し、様々な症状が常態化するようになっていきます。また、めまい発作時以外に聞こえの症状が出るのは、内リンパ水腫によりリンパ腔内圧が上昇し、聴覚細胞が圧迫されることによるとも言われています。

・鑑別

メニエール病と鑑別すべきめまいを症状とする疾患には良性発作性頭位めまい症前庭神経炎・遅発性内リンパ水腫・突発性難聴・内耳梅毒・ハント症候群・内耳炎・真珠腫性中耳炎脳腫瘍自律神経失調症・聴神経腫瘍・椎骨脳底動脈循環不全症・頚性めまい・心因性めまい・貧血・低血圧症・高血圧症低血糖症・甲状腺機能異常、過換気症候群、薬剤によるめまい・脳血管神経障害・外傷による内耳障害などがある。

これらのうち外リンパ瘻や突発性難聴、聴神経腫瘍、内耳炎、真珠腫性中耳炎、内耳梅毒、脳血管・神経障害などは回転性のめまいと聞こえの症状の両方を伴うことがあり、メニエール病に似ているため特に注意して鑑別することが必要になります。

・予後

メニエール病の進行が長期に渡ると、中には両側性のメニエール病に進行するものがある。両側メニエール病がさらに進行するとやがて平衡機能が廃絶する。その段階まで進むと激しい回転性のめまいは起きなくなり、平衡機能は脳が代償するが、一方で平衡感覚の乱れや難聴・耳鳴り・補充現象などの症状が固定化し不治となってしまう。この状態がメニエール病の終末期である

・メニエール病の不全型とは。

診断基準を満たさず厳密なメニエール病ではない亜型として、蝸牛型メニエール病と前庭型メニエール病、レルモワイエ症候群が存在します。

・蝸牛型メニエール病

メニエール病と同じく内リンパ水腫を原因とするが激しい回転性のめまいを伴わない。低音が聞こえにくい難聴・耳鳴り・耳閉感を主症状にし、状態がよくなっても再発を繰り返す。再発を繰り返した後にメニエール病に移行することが多い。内リンパ水腫を原因とするのでメニエール病の軽症である不全型ともいえます。

治療はメニエール病に準じ、内リンパ水腫を原因とする急性低音障害型感音難聴とほぼ同義の病気であり、診断名を蝸牛型メニエール病とせずより広範囲な概念である低音障害型感音性難聴とすることもあります。

・前庭型メニエール病

メニエール病と同様の激しい回転性のめまいを特徴とするが、メニエール病と違い難聴・耳鳴り等の蝸牛症状は伴わない。内リンパ水腫を原因としていないものにこの診断名がつけられることもあり、前庭型メニエール病と診断されたものの精査してみると実際には前庭神経炎や椎骨脳底動脈・頸性めまい、その他多数のめまいを症状とする病気に前庭型メニエール病の診断名がつけられてしまっている事が多いです。内リンパ水腫を原因としていない疾患に「メニエール」の名前をつけることは本来ふさわしくなく、前庭型メニエール病との診断名を用いる場合は、これがメニエール病の不全型であるとの確証がないことを念頭におき原因検索に努めるよう求められています。メニエール病に移行する事は少ないようです。

・レイルモワイエ症候群

内リンパ水腫を原因とするが、蝸牛と前庭で内リンパ水腫が生じる時期がずれるため、難聴や耳鳴りとめまいが同時には生じない。難聴や耳鳴りが先行して生じ、長期に続いた難聴や耳鳴りがピークに達したあと、続いてめまいが生じると難聴や耳鳴りがとたんに軽快するといった特異な経過をたどる。

まほろば鍼灸整骨院のメニエール病治療


まほろば鍼灸整骨院のメニエール病の治療は、骨格矯正と筋肉調整を主体としています。ご来院の度に、毎回骨格チェックを行い、歪みの根本原因にしっかりとアプローチします。骨格矯正と筋肉調整により、お身体の血液循環や神経伝達を正常に戻し、お身体のもつ自然治癒力を向上させます。また、まほろば鍼灸整骨院では頭蓋骨の矯正も行っております。頭蓋骨は1つの骨に見えますが、23個もの骨が縫合という形でかみ合うように構成されています。頭蓋骨には神経や血管を通す無数の穴があり、縫合の位置関係に歪みがあると、脳への血液供給や神経電達に乱れが起きてしまいます。また、回転性のめまいの原因となる内耳は側頭骨という頭の側面にある骨の内部にあります。側頭骨に歪みがあると内耳の機能にも異常をきたす恐れがあります。まほろば鍼灸整骨院の頭蓋矯正は頭蓋骨の位置関係を正しい状態に戻すことで、脳や神経の機能を整えます。施術は極めてソフトであり痛くありません。施術中に寝てしまわれる患者様もいらっしゃるほどです。また、矯正した頭蓋の状態を保つため、専用のマウスピースも使用します。めまい、メニエール病にお悩みの方は、一度、まほろば鍼灸整骨院の骨格矯正、頭蓋矯正をご検討下さい。他にもまほろば鍼灸整骨院ではお身体の良い状態をキープするための筋力トレーニングメニューや、痛みの原因物質や老廃物などの循環を改善するリフレクソロジーといったメニューも充実しております。

執筆者:柔道整復師
まほろば鍼灸整骨院 院長 山田 真

まほろば鍼灸整骨院 院長 山田 真

資格取得後、様々な整骨院で経験を積み、まほろば鍼灸整骨院を平成21年4月に大阪府吹田市垂水町にて開院しました。人間の土台である足元からの矯正に絶対的な自信があります。一人一人その日の状態を必ず毎回詳細にチェックした上で、痛い箇所だけにアプローチをするのではなく、足元から崩れているのであれば足元から丁寧に矯正しています。

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