O脚・X脚って、結局どこから崩れているのか

2026年02月17日

― 江坂で整骨院をやっていて、最近とくに感じること ―

「先生、私O脚なんですかね?」
施術ベッドに座って、足元を見ながらこう聞かれること、正直かなり多いです。

江坂で整骨院をやっていると、O脚やX脚の相談って、実は“脚だけ”の悩みとして来られることは少ないんですよ。
腰が痛い、膝がつらい、歩くと疲れやすい、姿勢が気になる…。
話を聞いていくと、「そういえば脚の形も昔から気になってて」と、あとから出てくるケースがほとんどです。

で、ここで一つはっきり言っておきたいのは、
脚のゆがみって、膝だけの問題じゃないことが本当に多い、ということ。

これは教科書というより、完全に現場の実感です。


痛いところを揉んでも、戻る人が多い理由

「マッサージに行ったら楽にはなるんですけど、また戻るんですよね」
これも、初回カウンセリングでよく聞く言葉です。

もちろん、筋肉をゆるめること自体は悪くありません。
でも、腰や膝だけを触っても、しばらくすると同じ場所に負担が戻ってくる人が多い。

なぜか。

それは、負担をかけている“原因の場所”が別にあるからなんですよね。

まほろば鍼灸整骨院では、最初のカウンセリングと検査で、
「どこが痛いか」よりも
「どう立って、どう歩いて、どう体を使っているか」をかなり細かく見ます。

特に、必ずチェックするのが足元です。


「足って、こんなに動かないんですね…」

これは実際にあったやりとりなんですが。

検査で、足指を一本ずつ動かしてもらうと、
「あ、動かない…」
「え、こんなに固いんですか?」
って、ほぼ全員が驚きます。

足指がうまく使えていない人、本当に多いです。

・立ったとき、親指が地面についていない
・小指側ばかり体重が乗っている
・土踏まずが潰れて、足裏がベタっとしている

こういう状態で毎日歩いていたら、どうなると思いますか?

足元でバランスが取れない分、
膝がねじれ、股関節が逃げ、骨盤が傾いて、
結果としてO脚っぽく見えたり、X脚気味になったりする。

私は正直、
「脚を矯正する前に、まず足を使えるようにしたほうがいい人の方が圧倒的に多い」
と思っています。


まほろばが「足から診る」理由

まほろば鍼灸整骨院では、
「人の体は、足の上に全部乗っている」
という考え方をベースにしています。

これは理論というより、経験則ですね。

足裏・足指・足首の動きが変わるだけで、
その場で立ち姿が変わる人、実際にいます。

施術中に、
「一回立ってみてください」
と声をかけると、
「あれ? さっきより立ちやすい…」
と、本人が一番びっくりする。

こういう反応を見るたびに、
やっぱり足元って侮れないな、と感じます。


実際の施術、こんなことをしています

誤解されがちですが、
いきなりバキバキ矯正したり、無理に脚を引っ張ったりはしません。

よくやるのは、

・足裏の筋膜をゆるめる
・固まっている足指の関節を少しずつ動かす
・足首の動きを出して、左右差を整える

その上で、
「この立ち方、どう感じます?」
「今、体重どこに乗ってます?」
と、感覚を一緒に確認します。

そして必ずやるのが、歩き方のチェック

院内を数歩歩いてもらうだけで、
・どこから着地しているか
・足指が使えているか
・骨盤がどう動いているか
結構な情報が取れます。

「え、そんなところ見てるんですか?」
って言われることもありますが(笑)、見てます。


O脚・X脚は「形」より「使い方」

O脚・X脚というと、どうしても見た目に意識が向きます。
でも現場で見ていて思うのは、
形そのものより、体の使い方のクセが強く影響しているケースが多いということ。

・立つとき、無意識に片脚に体重をかけている
・座るとき、いつも脚を組む
・靴の外側だけすり減る

こういう積み重ねが、脚のラインに表れてくる。

だから、膝だけをどうにかしようとしても、
足元や重心のクセが変わらなければ、正直また戻ります。

これは、はっきり言えます。


鍼を使わない整体、という選択肢

まほろばには鍼灸もありますが、
O脚・X脚や姿勢の相談では、整体中心で進めることが多いです。

理由はシンプルで、
「構造」と「動作」を変えたいから。

・強い刺激が苦手な人
・初めて整骨院に来る人
・体を動かしながら変えていきたい人

こういう方には、整体の方が合うことも多いと感じています。

ただし、正直に言うと、
骨そのものの変形が強い場合は、整体だけで限界があることもあります

「絶対に真っすぐになります」なんて、私は言いません。
そこは、ちゃんと現実的にお伝えしています。


それでも「足から整える価値」はある

完全に形が変わらなくても、

・歩きやすくなった
・膝の違和感が減った
・疲れにくくなった

こういう変化を感じる人は多いです。

実際、
「脚は多少変わらなくても、楽になったから続けたいです」
と言われることもあります。

私はそれでいいと思っています。

体って、見た目より「使いやすさ」の方が大事だと思うんですよね。


こんな人には、一度試してほしいです

・O脚・X脚が気になるけど、何から始めたらいいかわからない
・膝や腰の不調が、脚の形と関係していそう
・マッサージではすぐ戻る
・足が疲れやすい、歩くと不安定

もし一つでも当てはまるなら、
「足元から見直す」という視点、持ってみてもいいかもしれません。

江坂のまほろば鍼灸整骨院では、
とりあえず話を聞いて、立って、歩いて、足を触ってみる。
そこから一緒に考える、というスタンスです。

無理に通わせることもしませんし、
合わなければそれも正直に伝えます。


最後にひとこと

O脚・X脚は、
「気にしすぎなくていい人」と
「ちゃんと体からのサインとして受け取ったほうがいい人」
がいます。

自分がどっちなのか、
それを知るだけでも意味はあります。

足元から体を見る。
これは、長年現場に立ってきて、
「遠回りなようで、一番近道なことが多い」
と感じているアプローチです。

気になる方は、一度体感してみてください。
文章だけでは伝わらない部分、正直たくさんありますから。

足元からの調整が「脚のゆがみ」に与える本当の影響

正直に言うと、私自身、昔から「足だけでそんなに変わるのか?」と半信半疑だった時期があります。
学生時代は、骨盤や背骨、筋力バランスのほうが重要だと教わってきましたし、実際そこを触ると変化も出る。

ただ、江坂で臨床に出て、何百人、何千人と身体を見ていく中で、
どうしても説明がつかないズレがありました。

骨盤を整えても戻る人
背骨の動きは良くなっているのに、立ち姿が安定しない人
膝の痛みが減らない人

その共通点を辿っていくと、最後に必ず残るのが「足」でした。


足は「衝撃吸収装置」であり「センサー」でもある

専門的な話を少しすると、足は単なる土台ではありません。

・体重を支える
・地面からの衝撃を吸収する
・傾きや不安定さを脳に伝える

この3つを同時にこなしている、かなり高性能な部位です。

足裏には、メカノレセプター(感覚受容器)が密集しています。
ここで感じた情報をもとに、脳は
「今、どれくらい傾いているか」
「どの筋肉を使うべきか」
を瞬時に判断します。

つまり、足裏の感覚が鈍っていたり、使えていなかったりすると、
脳そのものが“間違った姿勢制御”を選び続けることになる。

私はこれが、O脚・X脚がなかなか変わらない大きな理由の一つだと考えています。


足指が使えない人ほど、脚はねじれる

実際の検査でよくあるのが、

「じゃあ、親指だけで床を押してみてください」
→ 押せない
「小指は?」
→ もっと動かない

この状態で立つと、どうなるか。

足で踏ん張れない分、
膝が内側や外側に逃げ、
股関節がねじれ、
骨盤が傾く。

これを毎日、何千歩も繰り返しているわけです。

O脚・X脚を
「膝の角度」
「太ももの張り」
だけで説明しようとすると、どうしても無理が出る。

私は、
脚のゆがみは“結果”、足の使えなさは“原因”
この関係性がかなり多いと感じています。


足元から調整すると、なぜ全身が変わるのか

足元の調整で狙っているのは、単なる柔軟性アップではありません。

・足裏の接地面が均等になる
・足指で地面を「掴む」感覚が戻る
・足首の動きがスムーズになる

この3つが揃うと、
立った瞬間の重心位置が変わります。

施術中によくあるのが、
足を調整したあとに立ってもらうと、

「なんか、背筋を伸ばそうとしてないのに立ってる感じがします」
という反応。

これは、上半身を頑張って正しているのではなく、
下から自然に支えられている状態です。

この状態が作れると、
膝や股関節にかかる余計なねじれが減り、
結果として脚のラインも安定してきます。


歩行を変えないと、調整は定着しない

専門的にもう一つ大事なのが「歩行」です。

正直、ここを避けて通る整骨院は多いです。
理由は簡単で、時間がかかるし、説明が難しいから。

でも、歩き方を変えない限り、
どれだけ良い調整をしても、身体は元の使い方に戻ります。

特にO脚・X脚の人に多いのが、

・踵だけで着地している
・足裏の外側ばかり使っている
・指が地面から離れたまま歩いている

この状態では、
「調整 → 生活で上書き」
を毎日繰り返してしまう。

だからまほろばでは、
その人の歩幅、リズム、重心移動を見ながら、
「今より一段階ラクな歩き方」を一緒に探します。

無理に理想を押し付けることはしません。
現実的じゃないからです。


足元の調整は「神経の再教育」でもある

最近とくに強く感じているのが、
足元の調整は筋肉より神経に効いているという感覚です。

長年のクセで、脳は
「この立ち方が普通」
「この歩き方が安全」
と学習しています。

それを無理に矯正すると、身体は抵抗します。

だから、
・気持ち悪くない
・怖くない
・頑張らなくていい

このラインを守りながら、
足元から情報を書き換えていく。

私はこれが、
脚のゆがみ改善で一番大事なポイントだと思っています。


最後に:足元からの調整は、遠回りに見えて近道

足から整える。
一見、地味です。派手さもない。

でも、
「なぜ戻るのか」
「なぜ安定しないのか」
を本気で考えると、ここを避ける理由が見つからない。

O脚・X脚を
見た目だけで終わらせたくない人
膝や腰の将来が不安な人
ちゃんと身体を使える状態に戻したい人

そういう方には、
足元からの調整は、かなり現実的な選択肢だと思います。

私自身、今ははっきりそう感じています