足底筋膜炎は、ある日突然起きるわけじゃない!
2025年12月25日
朝、目覚ましの音で目が覚める。
正直なところ、スッと起きられる日は少ない。まだ頭がぼんやりしたまま、布団の中で一度大きく息を吐いてから、ゆっくりと体を起こす。カーテンの隙間から差し込む朝の光を見て、「ああ、今日も一日が始まるな」と半ば無意識に考えながら、何気なく床に足を下ろした、その瞬間。
ズキッ。
「……あ、痛っ」
思わず声が漏れて、その場で固まってしまう。
かかとに走る、あの独特な痛み。鋭く刺すようなのに、あとからズーンと残る嫌な感覚です。初めて経験した人は、だいたい同じ反応をします。「え?なにこれ?」と、状況が飲み込めずに立ち尽くす感じ。実際、院に来られる患者さんの表情を見ていると、その戸惑いが手に取るように分かります。
私は吹田市・江坂で整骨院の現場に立っていますが、この「朝の一歩目が痛い」という訴えは、本当に驚くほど多いです。月に数人どころではありません。季節の変わり目や運動量が増える時期になると、週に何人も同じような相談が続くこともあります。「最近、この症状の人が多いな」と感じる週は、ほぼ間違いなく足底筋膜炎の相談が重なります。
初診のカウンセリングでの会話は、正直かなり似通っています。
「朝だけなんですよ」
「歩いてたら、だんだんマシになるんです」
「そのうち治るかなと思ってたんですけど…」
「年齢のせいですかね?」
こうした言葉を聞いた瞬間、私の頭の中には、ほぼ一択で浮かぶ症状があります。それが 足底筋膜炎 です。声には出しませんが、「ああ、やっぱりか」と心の中でつぶやくことも少なくありません。
足底筋膜炎は「ある日突然」起きるわけではありません
足底筋膜炎という名前を聞くと、「急に炎症が起きた」「何か変な動きをした覚えはないけど、突然痛くなった」というイメージを持つ方が多いです。でも、実際に現場で患者さんの話を聞き、体を触ってきた感覚としては、ほとんどのケースがそんな単純な話ではありません。
原因はもっと地味で、もっと日常的。
言い換えるなら、「気づかないうちに積み重なった負担」です。
足の裏には、土踏まずからかかとにかけて「足底筋膜」という膜状の組織があります。この足底筋膜は、歩く、立つ、走る、階段を上る、荷物を持つといった動作のたびに、体重を支え、衝撃を吸収してくれています。言い換えれば、私たちが意識しないところで、毎日休みなく働いている存在です。
ただ、この足底筋膜。
どれだけ優秀でも、無理をさせ続ければ限界は来ます。
・一日中立ちっぱなしの仕事
・硬いコンクリートの床の上での作業
・急に始めたランニングやウォーキング
・体重の増加
・クッション性の落ちた靴
・サイズが合っていない靴
こうした要因が、少しずつ、でも確実に積み重なっていきます。そして、筋膜に細かいダメージが蓄積され、あるタイミングで「痛み」として表に出てくる。本人は「急に痛くなった」と感じますが、体の中ではずっと前から準備が進んでいた、というわけです。
患者さんから
「前はこんなことなかったんですけどね」
と言われるたびに、私は心の中で「実は前から負担はかかってたんですよ」と思っています。これは経験上、ほぼ間違いありません。
なぜ「朝の一歩目」が一番つらいのか
足底筋膜炎の特徴として、ほぼ全員が口をそろえて言うのが、「朝の一歩目が一番痛い」という点です。これは気合や根性でどうにかなる話ではありません。
人は寝ている間、ほとんど足を動かしません。その間に、足底筋膜やふくらはぎの筋肉は、少し縮んだ状態になります。血流も日中より落ちています。そこへ、起きてすぐ、自分の体重を一気に足裏へ乗せる。
縮んだゴムを、いきなり強く引っ張るような状態。
それが、あの「ズキッ」という鋭い痛みの正体です。
この説明をすると、
「なるほど、そういう仕組みだったんですね」
「だから朝なんだ」
と、ほとんどの方が納得されます。中には「聞いて安心しました」と言われる方もいます。
逆に言えば、朝の痛みが出始めた時点で、足底筋膜にはすでにそれなりの負担がかかっている可能性が高い、ということでもあります。「まだ歩けるから大丈夫」と思っているうちに、慢性化してしまうケースも少なくありません。
足底筋膜炎は「足裏だけ」の問題ではありません
これは現場で何年も施術してきて、かなり強く感じていることです。
足底筋膜炎は、足裏だけをケアしても改善しきらないケースが多い。
まほろば鍼灸整骨院(https://mahoroba0468.jp/)では、初回の施術前に必ず歩行や姿勢のチェックを行います。痛みが足裏に出ていても、必ず全身を見ます。
「じゃあ、いつも通り歩いてみてください」
そう声をかけて、数歩歩いてもらうだけで、
・かかとが外に流れている
・左右で体重の乗り方が違う
・つま先が外を向いている
・歩幅が左右で違う
・上半身が微妙に傾いている
こうした癖が、驚くほどの確率で見つかります。患者さん自身は無自覚なことがほとんどです。
さらにベッドに横になってもらい、足首やふくらはぎ、太ももを触ると、
「うわ、こんなに硬いんですね」
と患者さん自身が驚かれることも少なくありません。
「足の裏が痛いだけだと思ってました」
この言葉、本当によく聞きます。
江坂エリアで実際に多い原因パターン
吹田市・江坂という地域性を考えると、足底筋膜炎の背景には、ある程度の傾向があります。
長時間の立ち仕事
江坂は飲食店、オフィス、医療・介護施設が多いエリアです。
「休憩以外、ほぼ立ちっぱなしです」
「一日1万歩以上歩いてます」
こうした方は本当に多いです。
特に、硬い床の上で長時間立つ仕事は、足底筋膜への負担がかなり大きい。これは現場で触っていても、筋肉の硬さとしてはっきり出ます。
健康意識が高く、急に運動を始めた
40代、50代になり、「このままじゃまずい」とランニングやウォーキングを始めた方。意欲は素晴らしいのですが、体の準備が整う前に負荷をかけすぎてしまうケースが目立ちます。
靴を軽く考えている
サイズが合っていない靴、クッションが潰れたスニーカー、そして靴ひもが緩いまま。この組み合わせは、足底筋膜炎を引き起こす典型例です。
靴ひもを変えただけで、歩き方が変わることもあります
院内で意外と反応が大きいのが、靴ひもの結び直しです。
「普段、どんな感じで結んでます?」
そう聞くと、ほとんどの方が
「正直、適当です」
と笑います。
そこで ループ結び(ヒールロック) を実際にやってみせます。
かかとをしっかり固定すると、足首が安定し、歩いたときのブレが減ります。
数歩歩いてもらうと、
「え、全然違いますね」
「さっきより楽です」
と、その場で表情が変わる方もいます。
正直な話、
高いインソールを買う前に、まず靴ひも。
これは現場の人間として、かなり本気で思っています。
まほろば鍼灸整骨院での施術の考え方と流れ
当院では、足底筋膜炎の方に対して、いきなり強い刺激を入れることはありません。炎症が強い状態で無理をすると、逆に悪化するケースを何度も見てきたからです。
まずは、
・どこが一番痛いのか
・朝と夜で痛みはどう違うのか
・仕事や運動の内容
・普段履いている靴
こうした話を、かなり丁寧に聞きます。
施術中も、
「ここ押すとどうです?」
「そこ、かなり響きます…」
「ですよね、ここがかなり頑張ってます」
そんな会話をしながら進めていきます。
足裏だけでなく、ふくらはぎ、足首、膝、骨盤、場合によっては姿勢まで調整します。施術後に立ち上がってもらい、
「あ、さっきより楽です」
「足が軽いですね」
この一言を聞ける瞬間は、何年この仕事をしていても嬉しいものです。
朝の一歩目が怖くなってきたら
「そのうち治るだろう」
そう思って我慢している方ほど、結果的に長引く印象があります。
足底筋膜炎は、
・早めに原因を見つける
・体の使い方を見直す
これができれば、改善は十分に目指せます。
吹田市・江坂周辺でお悩みなら、まほろば鍼灸整骨院(https://mahoroba0468.jp/)で、一度しっかり足の状態をチェックしてみてください。
足底筋膜炎の詳しい施術内容はこちら
https://mahoroba0468.jp/menu/%e8%b6%b3%e5%ba%95%e7%ad%8b%e8%86%9c%e7%82%8e/
「足裏だけの問題じゃなかった」
そう気づけるだけでも、次の一歩はかなり楽になると思います。







