我慢していませんか? 繰り返す手足のしびれと身体バランスの深い関係

2025年12月17日

お尻の痛み

日常生活の中で、誰もが一度は経験したことのある「手足のしびれ」。
朝起きたときに手がピリピリする、長時間座った後に足先の感覚が鈍くなるなど、しびれは決して特別な症状ではありません。

一時的なものであれば深く気にしない方も多いですが、
・スマートフォンを長時間使用する習慣
・デスクワーク中心の生活
・猫背や反り腰などの姿勢の乱れ
・日常的に身体を動かす機会が少ない
といった状態が続くことで、しびれは少しずつ慢性化し、知らないうちに身体の深い部分へ負担を蓄積させていきます。

「最初は違和感程度だったのに、最近は頻繁にしびれを感じる」
「肩こりや腰痛が続いた後から、手足の感覚が鈍くなってきた」
このような声は、当院に来院される方からも非常に多く聞かれます。

しびれは痛みほど強くないため軽視されがちですが、実際には身体の内部で何らかの異常が起きているサインです。
その背景には、
・骨格バランスの乱れ
・姿勢の崩れ
・筋肉や関節の過度な緊張
・神経への圧迫
・血流の低下
など、複数の問題が複雑に絡み合って存在しています。

当院では、しびれを「神経の流れのどこかで負担が生じている状態」と捉えています。
そのため、単にしびれを感じる部位だけを施術するのではなく、身体全体のバランスを見直し、根本から整える整体を中心に施術を行っています。

特に重視しているのが、身体の最下部である足元の骨格バランスです。
土台となる足の歪みは、膝・股関節・骨盤・背骨・首へと連鎖的に影響し、最終的に神経の通り道を狭め、しびれを引き起こしやすくなります。そのため当院では、足部の調整を施術の基盤としています。


■ しびれが起こる仕組み

しびれは医学的に「異常知覚」と呼ばれ、本来とは異なる刺激が神経を通じて脳へ伝わることで発生します。
原因は大きく分けて次の3つに分類されます。

① 神経の圧迫

脳から続く脊髄、そこから枝分かれした末梢神経は、背骨や骨盤、筋肉の隙間を通って全身へ広がっています。
この通り道のどこかで圧迫が起こると、対応する部位にしびれが現れます。

・首周囲の神経圧迫 → 手・腕・指のしびれ
 (ストレートネック、猫背、巻き肩など)

・腰椎(L4〜S1)への負担 → 太もも・ふくらはぎ・足先のしびれ
 (長時間の座位、反り腰、骨盤の歪みなど)

・坐骨神経への圧迫 → お尻から足にかけてのビリビリ感
 いわゆる坐骨神経痛の代表的な症状です。

重要なのは、しびれが出ている場所と原因の場所が一致しないことが多いという点です。
実際には、離れた部位に原因が隠れているケースが非常に多く見られます。

② 血流不足

神経は血液から栄養や酸素を受け取っています。
血流が滞ることで神経が過敏になり、しびれが起こりやすくなります。

・デスクワークによる肩〜腕の循環不良
・冷えによる足先の血流低下
・長時間の座位による腰やお尻の圧迫

特に冷えやすい体質の方や、筋肉量が少ない方は、血流不足がしびれを悪化させる要因になりやすいです。

③ 筋肉の過緊張

神経や血管は筋肉の間を走行しているため、筋肉が硬くなるだけでも圧迫が起こります。

・肩周囲の筋緊張 → 手や腕のしびれ
・腰部インナーマッスルの硬さ → 足のしびれ
・梨状筋の緊張 → 坐骨神経の圧迫

スマートフォンやパソコン作業が長い方ほど、このタイプのしびれが多い傾向にあります。


■ なぜ足元の骨格がしびれに関係するのか

人の身体は、縦に積み重なった構造をしています。
その最下段である足の骨格が傾くと、膝・股関節・骨盤・背骨・首まで連鎖的に歪みが広がります。

わずかな足元のズレでも、
・膝の向きが変わる
・股関節がねじれる
・骨盤が傾く
・背骨が左右に湾曲する
・肩の高さが変わる
・首が前に出る

といった変化が起こり、最終的に神経や血管の通り道が狭まり、しびれや痛みにつながります。


■ 足元から整える整体が、しびれ改善に強い理由

当院では、身体に負担をかけないソフトな整体で、全身のバランスを丁寧に整えていきます。

・足部・足関節の調整
・骨盤・背骨のやさしい矯正
・神経を圧迫する深層筋へのアプローチ
・再発を防ぐための生活指導

これらを組み合わせることで、神経の通り道を広げ、しびれが出にくい身体づくりを目指します。


■ しびれが改善しにくくなる人の特徴

・しびれがあっても我慢してしまう
・軽い症状だと自己判断している
・同じ姿勢を長時間続ける
・左右どちらかに体重をかけるクセがある
・運動不足を自覚しているが改善できていない

しびれは「動かせないほどの痛み」が出てからではなく、
感覚の異常として現れた段階で対処することが非常に重要です。


■ しびれは年齢のせいではありません

しびれは年齢よりも、日々の姿勢や身体の使い方の積み重ねによって起こることがほとんどです。
実際に、長年続いていたしびれが改善し、日常生活が楽になった方も多くいらっしゃいます。


■ まとめ

しびれは、身体のバランスが崩れていることを知らせる重要なサインです。
軽く考えず、今の違和感の段階で向き合うことが、健康な身体への近道になります。

しびれに関する不安や疑問がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの状態に合わせて、最適なサポートを行います。

しびれを「一時的な症状」で終わらせないために

しびれを感じたとき、多くの方は
「そのうち治るだろう」
「少し疲れているだけかもしれない」
と考え、様子を見る選択をされます。

確かに、短時間で消える一過性のしびれも存在します。
しかし問題なのは、同じ場所に繰り返し出るしびれや、以前より頻度・範囲が広がっているしびれです。

こうしたしびれは、身体の内部で起きている負担がすでに一定レベルを超えているサインであり、放置するほど回復に時間がかかる傾向があります。

特に注意が必要なのは、
・朝よりも夕方にしびれが強くなる
・仕事中やスマホ使用中に悪化する
・姿勢を変えると一時的に楽になるが、すぐ戻る
・左右どちらかにだけしびれが出る
といった特徴がある場合です。

これらはすべて、神経や血流が慢性的に圧迫されている可能性を示しています。


■ 「感覚が鈍いだけ」では済まされない理由

しびれは、痛みと違って強い不快感を伴わないことも多く、
「我慢できるから大丈夫」
と後回しにされがちです。

しかし、しびれは神経の伝達異常です。
つまり、感覚を脳へ正しく伝える機能が低下している状態とも言えます。

この状態が長く続くと、
・触った感覚が分かりにくくなる
・力の入れ具合が分からなくなる
・細かい動作がしにくくなる
・つまずきやすくなる
といった変化が起こることがあります。

さらに進行すると、筋力低下や動作の不安定さにつながるケースもあり、
単なる「違和感」として見過ごすべき症状ではありません。


■ 病院で「異常なし」と言われたしびれについて

当院に来院される方の中には、
「病院で検査をしたが異常は見つからなかった」
「年齢のせいだと言われた」
という経験をお持ちの方も多くいらっしゃいます。

画像検査で異常が見つからない場合でも、
・骨格のわずかな歪み
・筋肉の深部の緊張
・関節の可動性低下
・重心バランスの乱れ
といった機能的な問題は、検査では映らないことがほとんどです。

しかし、これらの積み重ねこそが、神経の通り道を狭め、しびれを引き起こす大きな要因となります。

「異常がない=問題がない」ではなく、
「構造や使い方に偏りがある」状態だと考えることが重要です。


■ しびれ改善に必要なのは「強い刺激」ではありません

しびれを改善しようとして、
・強く揉む
・無理に伸ばす
・痛いほど押す
といった刺激を与えてしまう方も少なくありません。

しかし、神経が関わる症状は、強い刺激が逆効果になるケースも多く、
かえって神経を興奮させ、しびれが悪化することもあります。

当院では、
・神経の通り道を邪魔している要因を見極め
・必要以上の刺激を与えず
・身体が自然に緩む方向へ導く
という考え方を大切にしています。

そのため、ボキボキ鳴らすような矯正や、強い痛みを伴う施術は行いません。
身体にやさしいソフトな整体で、深部から変化を引き出していきます。


■ しびれは「身体の使い方」を見直すチャンス

しびれが出ているということは、
今までの姿勢や動作、生活習慣の中に、
身体へ負担をかけ続けてきた要素があるということです。

逆に言えば、
・座り方
・立ち方
・歩き方
・スマホを見る姿勢
・重心の置き方
といった日常動作を見直すことで、
しびれの再発リスクは大きく下げることができます。

当院では施術だけでなく、
「今の生活の中で何を変えればよいのか」
を具体的にお伝えすることを重視しています。

小さな意識の変化が、神経への負担を減らし、
しびれの出にくい身体へとつながっていきます。


■ しびれと向き合うタイミングは「今」です

「もう少し様子を見よう」
「忙しいから落ち着いてから」
そう思っている間にも、身体の負担は少しずつ蓄積していきます。

しびれは、身体が出している早めの警告サインです。
この段階で整えることができれば、
大きな不調へ進行する前に食い止めることが可能です。