骨格矯正って何をしてるの?

2026年02月27日

「骨格矯正って、やっぱりバキバキしますよね?」

江坂で整骨院をしていると、本当によく聞かれる質問です。
テレビやSNSの影響もあるのか、どうしても“音が鳴る施術”のイメージが先行しているように感じます。

でも、正直に言うと――
私が現場でやっている骨格矯正は、そんなに派手ではありません。

むしろ地味です。

じわっと圧をかけたり、数ミリ単位で関節の位置を調整したり。
音が鳴らないことのほうが多いくらいです。

では、骨格矯正とは何をしているのか。

一言で言うなら、「身体の土台を整える作業」です。


肩こりの原因が“足”にあった話

少し具体的な話をします。

40代の女性。
デスクワーク中心。主訴は慢性的な肩こりと、夕方になると出てくる頭の重さ。

「首が前に引っ張られる感じがするんです」

横から姿勢を見ると、確かに頭が前に出ている。いわゆるストレートネック気味。
ここだけ見れば、首や肩を緩めれば良さそうに思えます。

でも、触診していくと違和感がありました。

足の内側アーチが落ちている。
体重が内側に流れ、膝がわずかに内に入り、骨盤が後ろへ倒れている。

つまり、上半身の問題のように見えて、実は下半身から崩れていた。

肩を揉んでも数日で戻る理由は、そこにあります。

土台が傾いているのに、上だけ整えても持続しない。
家で言えば、壁紙を貼り替えているようなものです。


骨格矯正は「骨を動かす」ことではない

誤解されがちですが、骨格矯正は骨を無理やり動かすことではありません。

関節は本来、ほんの少し遊びがあります。
しかし日常生活のクセ、長時間の同じ姿勢、片足重心などで、その“遊び”が失われていく。

その結果、動きが悪くなる。
動きが悪いまま力が加わると、特定の場所に負担が集中する。

痛みは、そのサインです。

だから私がやっていることは、関節の位置関係を整え、自然に動ける状態に戻すこと。

ぐいっと強くやるより、
「そこ、戻りたがってますよね?」
という感覚で誘導していくほうが、身体は素直に変わります。


足元が変わると、呼吸が変わる

施術後によく言われる言葉があります。

「なんか、呼吸しやすいです」

肩をほとんど触っていないのに、です。

足のバランスが整う

骨盤の位置が安定する

背骨のカーブが自然に戻る

胸郭の動きが出る

この流れが起こると、呼吸が深くなります。

呼吸が浅い状態が続くと、自律神経は緊張モードに入りやすい。
だから骨格が整うことは、単に姿勢が良くなるだけでなく、神経系にも影響します。

実際、「最近イライラしにくくなった」「寝つきが良くなった」という声も少なくありません。

もちろん、すべてが骨格のせいとは言いません。
でも、土台が整うことで身体が“頑張らなくていい状態”になるのは確かです。


なぜ戻るのか

ここは大事な話です。

骨格矯正は魔法ではありません。

一度整えても、日常の使い方が変わらなければ戻ります。

例えば、

・いつも右脚に体重をかけて立つ
・椅子に浅く座る
・スマホをのぞき込む姿勢が長い

こうした積み重ねが、少しずつバランスを崩します。

だから私は施術中によく聞きます。

「今、どっちに体重乗ってます?」
「立った時、親指に力入ってますか?」

気づいてもらうことが大事なんです。

矯正はリセット。
日常は積み重ね。

両方が揃って初めて、安定します。


痛みは“結果”であることが多い

腰が痛い。
でも原因は足首の硬さだった。

肩がこる。
でも原因は骨盤の後傾だった。

現場で何年も見ていると、そういうケースは珍しくありません。

身体はつながっています。

部分で見ると分からないことが、全体で見ると見えてくる。

だから私は、痛い場所より先に、立ち方を見ます。歩き方を見ます。足裏を見ます。

ここを外すと、どんなに丁寧に施術しても長持ちしない。

正直に言うと、
「そこじゃないんだけどな」と思うこともあります。

でも、それをきちんと説明するのも私の仕事です。


骨格矯正が向いている人

・慢性的な肩こりや腰痛がある
・マッサージしてもすぐ戻る
・姿勢が気になる
・疲れやすい
・左右差を感じる

こういった方は、一度全身バランスを見直す価値があります。

強い刺激が苦手な方でも大丈夫です。
必要以上にボキボキすることはありません。

むしろ、「あれ、もう終わり?」と言われることもあります。

変化は派手ではない。
でも、立った瞬間に「あ、軽い」と感じる。

その感覚が、私は好きです。


私が考える骨格矯正の本質

骨格矯正は、痛みを取るためだけのものではありません。

「ちゃんと立てる身体に戻すこと」

これが本質だと思っています。

人は本来、立てるようにできています。
でも現代は、座る時間が長すぎる。

江坂もオフィスが多いので、朝から晩までパソコンという方が本当に多い。
身体を動かすより、固めている時間のほうが長い。

だからこそ、いったん整える時間が必要なんです。

もし今、どこかに違和感があるなら、
原因は痛い場所とは限りません。

足元から見直す。
土台を整える。

それだけで、身体の感じ方は驚くほど変わります。

骨格矯正は、特別なものではありません。
本来の位置に戻るための、シンプルな作業です。

派手ではないけれど、確実に意味がある。

私はそう思っています。

まほろば鍼灸整骨院の「足元から整える」骨格矯正

吹田市・江坂にある
まほろば鍼灸整骨院 では、骨格矯正を“足元から”行います。

これは単なるこだわりではありません。
長年、吹田市・江坂で身体を見続けてきた中で、自然と辿り着いた考え方です。

この地域はオフィスも多く、デスクワーク中心の方が本当に多い。
朝から夕方まで座りっぱなし。移動は電車。歩く距離も少ない。

その生活背景が、身体の崩れ方にもはっきり表れます。


なぜ足から整えるのか

人の身体は、必ず地面に接しています。

立っていても、歩いていても、最終的に重力を受け止めているのは足部です。
足には26個の骨があり、複数の関節がアーチ構造を作っています。

このアーチが本来うまく機能していれば、

・衝撃を吸収できる
・体重を分散できる
・上半身に無理な負担がかからない

しかし現代人の足は、かなり機能が落ちています。

吹田市・江坂で来院される方を見ていても、

・内側アーチの低下
・踵の外反
・足趾が地面に接地していない
・距骨の不安定性

これらは非常に多い。

距骨は、すねと足をつなぐ重要な骨です。
ここがわずかに傾くだけで、脛骨が内旋し、膝が内に入り、股関節の動きが制限される。

そして最終的に、骨盤が傾きます。

肩こりの原因が足にある――
決して大げさな話ではありません。


当院の評価方法

まほろば鍼灸整骨院 では、いきなり施術に入りません。

まず立位での評価を行います。

・重心の位置
・足裏の接地感覚
・左右の荷重差
・骨盤の高さ
・胸郭の動き
・呼吸の深さ

歩行も確認します。

踵の接地角度。
足趾の蹴り出し。
体幹の回旋。

ここを見れば、身体のクセがほぼ分かります。

触診では、距骨下関節、ショパール関節、リスフラン関節の可動を丁寧に確認。
わずかな硬さ、滑りの減少、左右差。

ここが整っていない状態で骨盤を矯正しても、安定はしません。


足部調整の専門的アプローチ

足部の調整は、強い力で押すものではありません。

距骨下関節の滑りを回復させる。
中足部の可動を引き出す。
足趾の機能を再活性させる。

ほんの数ミリの変化ですが、ここが変わると脛骨の回旋が自然に修正されます。

脛骨が整うと、大腿骨の位置が変わる。
股関節の可動域が広がる。

実際に、

「さっきより脚が軽い」
「股関節が開きやすい」

そう言われることは少なくありません。

触っているのは足だけなのに、です。


骨盤・脊柱への連動調整

足が安定した状態で、骨盤を調整します。

仙腸関節の微細な可動。
腸骨の前傾・後傾。
回旋の左右差。

足が不安定なままだと、骨盤は戻ります。
しかし、足が整っていると骨盤は素直に収まる。

そこから脊柱。

腰椎、胸椎、頚椎へと連動を確認していきます。

特に胸椎の硬さは重要です。
胸椎が動かないと、呼吸が浅くなり、自律神経が緊張しやすい。

足元が整い、骨盤が安定し、胸郭が動き出す。

この順番を大切にしています。

無理に首をボキボキする必要はありません。
結果として頭の位置が自然に戻るのです。


神経系への影響

足裏には多くの感覚受容器があります。

足裏の接地が変わると、脳に入る姿勢情報が変わります。
その結果、姿勢制御パターンが変化する。

これは単なる骨の位置調整ではありません。

感覚入力の再学習です。

吹田市・江坂で日々デスクワークに追われる方は、無意識に力み続けています。
足裏が安定すると、その力みが抜けやすくなる。

「立っているのが楽」
「呼吸が深くなった」

この変化は、神経レベルの反応です。


再発予防までが施術

整えて終わりではありません。

足趾の使い方。
立ち方。
座り方。

吹田市・江坂という地域特性を考え、デスクワーク中でもできる修正ポイントをお伝えしています。

難しい運動はしません。
続かないからです。

まずは「今どう立っているか」に気づくこと。

それだけで身体は変わります。


足元から整えるという考え方

まほろば鍼灸整骨院 の骨格矯正は、派手さはありません。

ですが、土台から変える施術です。

その場しのぎではなく、
「ちゃんと立てる身体に戻すこと」。

吹田市・江坂で働く方々の身体を支えるために、
私たちは足元から全身を見ています。

もし今、慢性的な不調があるなら。
原因は、痛い場所ではないかもしれません。

一度、足元から見直してみる。

そこから、本当の骨格矯正が始まります。