椅子に座ってできる簡単な腰痛体操
2021年10月12日
大阪府吹田市江坂のまほろば鍼灸整骨院です。
今回は、椅子に座ってできる簡単な腰痛体操を2つご紹介します。
最近、お腹の深い箇所にあるインナーマッスルが弱っているためにお腹に力が入らない、骨盤が歪んでしまう人が大変多くいらっしゃいます。
このような状態になると腰痛になります。
腹圧を高め、骨盤を正常な状態で維持するためのインナーマッスルを「腹横筋」といいます。
「腹横筋」は、何層にもなっているお腹の筋肉で最も深い箇所にある筋肉です。
まず、この「腹横筋」を鍛えることができる、椅子に座ってできる腰痛体操をご紹介します。
「ドローイン」をご紹介します。
「ドローイン」とは、椅子に座った状態で、15秒くらいかけてゆっくりとお腹をへこませながら息をはきます。これ以上はけないというところまではききってください。
そのあとで、息を吸いながらお腹を膨らませてください。
毎日10~15回を目安におこなってください。
ポイントは、なるべく時間をかけてゆっくりとお腹をへこませながら息をはくということです。
これをおこなうことで、「腹横筋」を鍛えることができます。
仰向けでもできますが、椅子に座っても気軽にどこでもおこなうことが可能ですので、皆さんも是非やってみてください。
もうひとつ椅子に座ってできる腰痛体操をご紹介します。
腰痛の患者さんの脇腹を触ると、左右で筋肉の硬さが違う人がかなり多いです。
これは、「腹斜筋」という筋肉の緊張差です。
左右の「腹斜筋」の緊張差が生じると、骨盤が歪み腰痛につながります。
お腹の左右のくびれかたが違っていたり、スカートを履いているとくるくる回ってきてしまったりする人は要注意です。
また、内蔵に影響を及ぼすことがあり、左右の「腹斜筋」に緊張差が出てくると、便秘や生理痛を引き起こす人もいます。
それでは、椅子に座って「腹斜筋」の緊張を緩和できる、簡単な腰痛体操の方法をお伝えします。
まず「腹斜筋」の位置を確認しましょう。
椅子に座った状態で脇腹に手を当てると、左右の肋骨を触ることができると思います。
肋骨を触れている手をそのまま下に下ろしていくと、肋骨の一番下の箇所を触ることができます。
肋骨の一番下の箇所のすぐ下が、「腹斜筋」になります。
それぞれ両手の2~5指を使って、左右の「腹斜筋」の深い箇所まで入れていきます。
この状態で深く息をはいていきます。そのあとでゆっくりと息を吸っていきます。
これを10回繰り返します。
それが終わりましたら、同じ位置に手の指を入れたまま、今度は体を左右に回旋したり、側屈したりと動きをつけながら息をゆっくりはいて、そのあとでゆっくり吸います。これを各10回おこないます。
「腹横筋」「腹斜筋」を共に緩めることで、腰痛が改善します。
大阪府吹田市江坂のまほろば鍼灸整骨院では、それぞれの状態に合わせて、簡単で有効な体操やエクササイズを患者さんにご紹介しています。
腰痛でお悩みの方は、大阪府吹田市江坂のまほろば鍼灸整骨院にご相談、お問い合わせください。