万が一、交通事故に遭われたら
2017年07月13日
こんにちは吹田江坂のまほろば鍼灸整骨院です(о´∀`о)
今回は交通事故とその治療に関するお話です。 私事で恐縮ですが、ちょうど昨日、自動車免許の更新をし、 無事ゴールド免許を取得しました!しかし、 どれだけこちらが気を付けていても巻き込まれてしまう恐れがある …、それが交通事故です。飲酒運転の罰則強化や、 自動車の安全機能の向上で交通事故の件数は年々減少傾向にありま す。 それでも平成28年度では大阪府だけで年間37920件の事故が 発生し、45460名もの方が負傷されています。つまり、 大阪府だけでも毎日125名もの方が負傷しており、 交通事故は他人事では無いのです。
そして交通事故の怪我の大部分を占めるのが骨折、打撲、 捻挫とむちうちです。この中で打撲、 捻挫とむちうちは大したことなくて良かったと甘く考えてしまいが ちですが放置しておくのはとても危険です。 むちうちに関しては別のブログでも詳しくご説明していますので、 今回は捻挫について少し詳しくご説明させていただきますね。
捻挫と言えば軽い怪我と考えがちですが、 捻挫を侮ってはいけません。一つの考え方として、 捻挫は脱臼した関節がたまたま元に戻った状態というものがありま す。人の関節は関節包という袋に包まれ、 その周りは多くの靭帯や腱といった柔らかい組織で補強されていま す。 少し捻った程度なら組織は損傷することなく関節は元の状態を保ち ます。しかし、交通事故のような強い衝撃を受けた場合、 靭帯や腱が過度に伸ばされたり、 断裂したりと大きな損傷を受けます。この場合、 関節は一度本来の位置関係から逸脱した状態となります。ただ、 残存した組織の力で関節が元の状態に戻った場合、 それは捻挫と見なされるのです。 捻挫の治療には腱や靭帯を元の状態に戻すという事も大切ですが、 一度ずれてしまった骨も元の状態に戻すことが大切なのです。 捻挫を放置すると、腫れはひいてもいつまでも痛みが続いたり、 痛みをかばって体を動かすため、他の部分に歪みが出たりと、 後々に様々な不具合をきたす恐れがあるのです。 たかが捻挫と油断して湿布を貼るだけで済まさす、 早い段階で適切な治療を受けて下さい。