
長脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)は、膝の外側にある長脛靭帯が炎症を起こす疾患で、特にスポーツ選手に多く見られます。この疾患は、ランニングや自転車競技、ジャンプなどで膝に繰り返し負荷がかかることが原因で発症することが多いです。
日常生活でも長脛靭帯炎の原因になることがあります。以下のような状況が引き金となることがあります。
1. 長時間の立ち仕事や歩行
特に硬い床の上で長時間立ちっぱなしや歩きっぱなしの状態が続くと、膝に負担がかかりやすくなります。立ちっぱなしだと膝や足の筋肉が疲労しやすく、長脛靭帯に過度なストレスがかかります。
2. 運動不足や筋力低下
特に脚の筋力(大腿筋や臀部筋)が弱いと、膝への負担が増え、長脛靭帯に負荷がかかります。筋肉がサポートしていないため、靭帯に直接的なストレスがかかりやすくなります。
3. 体重の増加
体重が増えることで、膝にかかる負荷も増大します。特に膝を使う活動が多い場合、重さが直接影響し、膝の関節や靭帯にストレスがかかります。
4. 姿勢の悪さや歩き方の不均衡
膝が内側に入る「X脚」や、反対に膝が外に広がる「O脚」など、骨格や歩行時の姿勢が悪いと、膝や脚に不自然な負担がかかります。また、足のアーチが崩れていると、膝に余計なストレスが加わり、長脛靭帯に影響を与えることがあります。
5. 過度な運動や急激な運動量の増加
特に普段運動をしていない場合に急に走ったり、ジョギングを始めたりすると、膝に必要以上の負荷がかかり、長脛靭帯炎を引き起こすことがあります。
6. 不適切な靴の選択
靴のクッション性が不足していたり、サイズが合わない靴を履いていると、歩行時や走行時に膝に無理な負担がかかります。特に硬い靴やサポートが不十分な靴は、膝の痛みを引き起こす原因となります。
7. 地面の不均一
不安定な場所や傾斜のある道を歩いたり、運動したりすると、膝にかかる負担が大きくなり、痛みが発生することがあります。特に舗装されていない道や坂道での活動はリスクが高いです。
これらの原因を避けるためには、日常生活での姿勢や歩行に気をつけること、適度な運動と筋力トレーニングを行うこと、そして適切な靴を選ぶことが大切です。
長脛靭帯炎の原因は、膝関節ではなく「姿勢の崩れ」や「足の使い方」にあることが多いです。 特に足指が使えないと、重心が乱れ、膝に余計な負担がかかります。
まほろば鍼灸整骨院では、足指の機能回復 × 矯正 × 全身バランスの調整 子育て、膝への負担を軽減し、再発しにくい姿勢を作ります。
膝の外側の痛みが気になる方、我慢せずにぜひご相談ください。
「足元から変わる」感覚を、あなたの体で実感してください。