ストレートネック

スタッフ写真こんな症状でお悩みではありませんか?

  • 首や肩が痛くて物事に集中できない、頭がすっきりしない
  • 寝違えになりやすい
  • レントゲンで首の骨がまっすぐであると指摘された
  • 腕や手が重だるい、痺れる
  • 常に頭痛やめまいがあり辛い

ストレートネックの症状とは

厳密にいうと、ストレートネックは病名ではなく、レントゲンなどで診た際、首の骨が真っ直ぐな状態であることを指します。首の骨は頸椎と呼ばれる骨が縦に7つ重なって形成されています。これらの首の骨は、本来、前弯(のど側が凸、背側が凹)という、前方に凸の弯曲形状をとっています。前弯の角度(第1頸椎と第7頸椎のなす角度)は30°~40°が正常とされますが、この角度が30°以下である状態がストレートネックと呼ばれます。ストレートネックは自覚症状が無い場合もありますが、代表的な症状は、首、肩まわりの不快感です。肩が凝る、首が痛い、動かしづらい、寝違いを繰り返す、などがそれに当たります。また首からは腕へと繋がる神経が出ていることから、腕や手が重だるい、痺れるといった症状を起こす場合もあります。更には、首には脳へと血液を送る血管が通っているため、この流れが悪くなってしまうことでめまい、耳鳴り、頭痛、自律神経失調症などが起きることもあります。また、この血流の滞りにより、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など、命に関わる疾患のリスクを高める可能性も指摘されています。

なぜストレートネックは起きるのか

ストレートネックは少し前までは高齢者に多い症状であり、加齢による頸椎やその周りの靭帯、軟骨などの変性が原因であると考えられてきました。しかし、20~40代の比較的若い世代や、子供のストレートネックが増加傾向にあります。日常、慢性的にうつむく姿勢をとることにより、本来、頸椎の持つ前弯のカーブが失われストレートネックになります。頭の重さは約5㎏です。真っ直ぐ前を向いている時は頸椎のカーブを伸ばそうとする負荷はかかりません。しかし、首を30°傾けると約18㎏、60°傾けると約27㎏もの負荷が首に掛り、頸椎のカーブを伸ばそうとします。最近のスマートフォンの爆発的な普及が若い世代のストレートネックの増加原因と考えられています。

従来から考えられているストレートネックの原因としては、主に事故やスポーツ障害、加齢/老化、そして意外かもしれませんがリュックサックの影響があります。交通事故によるむちうちなど、強い外力を受けると、首周辺の筋肉に異常な緊張が起き、ストレートネックとなることがあります。スポーツではボクシングやレスリング、柔道などの格闘技で、顎を引き、背中を丸くした姿勢をとるため、ストレートネックになりやすいと言われています。また、バレエやダンスなどでは立ち姿を美しく見せるため、首をまっすぐにする姿勢に矯正されてしまうこともあります。加齢/老化では頸椎の間に存在し、クッションの役割を果たす椎間板や、靭帯、腱などの水分量が低下して硬くなり、頸椎の配列が変化してしまうと考えられています。最後に、リュックサックの影響ですが、リュックサックは重心が低く、お尻の方に下がっています。そのため、頭や胸を前に倒さなければバランスが保てません。また、両方の肩に肩紐を掛けるため、両肩を前方に出した、いわゆる巻き肩になりがちです。巻き肩になると、腕が内側に回転する内旋位となってしまいます。この姿勢を長時間取り続けると、小胸筋と広背筋という筋肉が緊張し続け、ストレートネックを形成してしまいます。

 また、ストレートネックはいくつかのタイプに分類されます。以下にタイプ別のストレートネックについて説明していきます。

  1. 頭位前方偏位型ストレートネック

ほとんどのストレートネックはこれに該当すると言われています。これは猫背で背中が丸くなっている方に起こりやすいストレートネックです。猫背で背中が丸くなると、前を向く為には首を上げて顎が浮いた姿勢をとらないといけません。このような姿勢を頭部前方偏位姿勢(FHP:フォワード ヘッド ポスチャー)と呼びます。そしてこのような姿勢をとり続けると、頸椎に負担がかかり、ストレートネックを形成してしまいます。また、背中があまり丸くなくても、肩が前にでた巻肩姿勢でも同じことが起きてしまいます。正しい姿勢が取れているとき、人の耳の穴は肩の中央と同じライン上にあります。肩の中央のラインよりも前方に耳の穴が位置している方は注意が必要です。

  1. 垂直型ストレートネック

このタイプはバレエやアイススケートなど、姿勢を重視する競技に取り組んでいるアスリートにみられるストレートネックです。これらの競技では、体の全てが真っ直ぐな状態にあることで美しく回転することができ、高得点につながるため過度な姿勢矯正をしている場合があります。過度な姿勢矯正を行うと、首だけでなく背中もまっすぐになるストレートバックを合併しているケースもみられます。また、稀ではありますが、生まれつきの体型で背骨や頸椎の弯曲の少ないストレートネックの方もいます。

  1. 骨盤・股関節タイプ

骨盤や股関節に歪みがある人ではそれを補うために背骨全体のバランスが崩れてきます。椅子に浅く座って骨盤が後ろに倒れがちな方や、お腹が前に出た反り腰の方など、骨盤の歪みからくる背骨の変形は多種多様です。また変形性股関節症や発育性臼蓋形成不全の方も骨盤を前に倒しやすい傾向があります。骨盤が前に倒れると反り腰になり、それを補うために背中は丸くなり、頭が前に出てしまい、ストレートネックを作ってしまいます。

  1. 足タイプ

外反母趾や偏平足、足底腱膜炎など足に問題がある場合もストレートネックになるリスクが増します。首からは遠く離れた足ですが、足の形状に問題があり、立ち方や歩き方が悪い方は骨盤の傾斜に異常が生まれ、背骨の変形を介してストレートネックになってしまいます。

まほろば鍼灸整骨院のストレートネック治療


まほろば鍼灸整骨院のストレートネック治療は、骨格矯正と筋肉調整を主体としています。ご来院の度に、毎回骨格チェックを行い、歪みの根本原因にしっかりとアプローチします。骨格矯正と筋肉調整により正しい姿勢を作り、ストレートネックを改善します。また、ストレートネックが酷い場合、頭蓋骨にも異常な緊張が加わり、頭痛やめまい、自律神経失調などを引き起こすこともあります。まほろば鍼灸整骨院では頭蓋骨の矯正も行っております。頭蓋骨は1つの骨に見えますが、23個もの骨が縫合という形で噛み合うように構成されています。頭蓋骨には神経や血管を通す無数の孔があり、縫合の位置関係に歪みがあると、脳への血液供給や神経伝達に乱れが起きてしまいます。まほろば鍼灸整骨院の頭蓋矯正は頭蓋骨の位置関係を正しい状態に戻すことで、脳や神経の機能を整えます。施術は極めてソフトであり痛くありません。施術中に寝てしまわれる患者様もいらっしゃるほどです。また、矯正した頭蓋の状態を保つため、専用のマウスピースも使用しています。ストレートネックにお悩みの方は、一度、まほろば鍼灸整骨院の骨格矯正、頭蓋矯正をご検討下さい。他にもまほろば鍼灸整骨院ではお身体の良い状態をキープするための筋力トレーニングメニューや、痛みの原因物質や老廃物などの循環を改善するリフレクソロジーといったメニューも充実しております。

執筆者:柔道整復師
まほろば鍼灸整骨院 院長 山田 真

まほろば鍼灸整骨院 院長 山田 真

資格取得後、様々な整骨院で経験を積み、まほろば鍼灸整骨院を平成21年4月に大阪府吹田市垂水町にて開院しました。人間の土台である足元からの矯正に絶対的な自信があります。一人一人その日の状態を必ず毎回詳細にチェックした上で、痛い箇所だけにアプローチをするのではなく、足元から崩れているのであれば足元から丁寧に矯正しています。

詳しくはこちら